当院の感染対策 ~皆さんに安心して受診頂けるように~
新型コロナウイルスには本当に皆さん頭を悩まされますね。当院では受診の際に感染の危険を極力避けるために様々な方法をしています。
当院では4月に発熱を有する患者さんのための「発熱外来」の時間帯を設け、一般外来の患者さんと重ならないように「時間的隔離」をしています(「お知らせ」参照)。
コロナウイルスはどうやって感染するのか?
コロナウイルスは自ら歩いて近寄ってきて感染するわけではありません。コロナウイルスは感染した患者の体の中で増殖し、咳やくしゃみなどで排出されます。咳や鼻水の中に沢山のウイルスが含まれていますので、咳エチケットが大切です。
咳やくしゃみで飛んだ「しぶき(飛沫)」は1~2mほど飛び散り、ウイルスを含む飛沫は他のヒトの鼻や口から吸いこまれて伝染します(これを飛沫(ひまつ)感染という)。
また一方で鼻水や咳、くしゃみで手に付着し、直接の接触、または間接的な接触(ドアノブ、手すり他)を介して伝染します(これを接触感染という)。感染経路はインフルエンザ等他のウイルスと同じですが、コロナウイルスは空気中や環境表面に比較的長く残るため、感染対策はより強化する必要があるとされています。飛沫を吸い込まないよう鼻や口を防御(マスク等で覆う)し、ドアノブなどを触れて汚染したら手指を洗うこと、不用意に顔を触れないように気を付けねばなりません。
飛沫感染対策 ~パーテーションによる空間遮断 および 換気~
飛沫感染を避けるために①距離を空けること、②飛沫を遮断すること、③換気が有効です。
①待合室は広く距離を空けやすく、椅子は間隔を空けて座れるようにしています。
診察室内でも医療者との距離を空けるよう(②写真参照)にしました。
②飛沫を遮断するようマスクは大切です。医療者との間にパーテーションを設置して空間を遮断しています。
③換気を促すよう診察室のドアや窓を開放しています。また診察室1ではエアークリーンパーテーションを設置し、空気中のウイルスを吸い込むようにしています。
接触感染対策 ~ドアを開放し、手を触れる機会を減らす。診察毎に手指、椅子や器具をアルコール消毒~
手、及び手が触れる環境表面はウイルスで汚染されている可能性があり、注意が必要です。手を使わないで生活することは困難ですが、当院では可能な限り「手の汚染を減らす」、「手で汚染された環境表面は可及的速やかにアルコール消毒」をするよう心掛けています。
①医療者は患者さんに触れる前、及び触れた後に必ず手指消毒をしています。
②手の触れる部位は全て汚染されうるため、可能な限り患者さんたちが手を汚染しないよう「ドアを開放」するようにしました。
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以下のようにドアを開放しました
③診察毎、エックス線装置使用の毎に、椅子や医療機器をアルコール消毒しています。コロナウイルスは環境表面に長く残るやっかいなウイルスですが、アルコール消毒や洗剤では容易に滅菌されます。